補助金の申請は、流れを理解して準備すれば難しくありません。
行政書士・中小企業支援の視点で、**「何をすればいいのか」**をわかりやすく説明します👇
目次
🧾 1️⃣ 補助金とは?
「補助金」とは、
国・都道府県・市区町村などが、
経営や事業のために出してくれる 返済不要のお金 です。
💡つまり、融資(借金)ではなく支援金。
ただし、審査があり、事前申請→採択→事後報告という手順が必要です。
🪜 2️⃣ 補助金申請の基本ステップ
ステップ①:目的に合った補助金を探す
- 国の補助金 → 「Jグランツ(jGrants)」サイトで検索
- 県や市区町村 → 自治体ホームページ
- 商工会議所 → 中小企業向け補助金の情報多数
💬 例:
- 小規模事業者 → 「小規模事業者持続化補助金」
- 設備導入・IT化 → 「ものづくり補助金」「IT導入補助金」
- 雇用・採用 → 「人材確保等支援助成金」
ステップ②:募集要項をよく読む
- 目的(どんな取組を支援するか)
- 対象(個人事業主?法人?業種制限?)
- 補助率・上限(例:経費の2/3、上限100万円など)
- 対象経費(機械、広告費、人件費など)
📌 ポイント
→ 条件を満たしていないと申請しても不採択になります。
ステップ③:事業計画書を作成
補助金の合否を左右する最重要書類です。
書く内容は次の通り:
| 内容 | 書くポイント |
|---|---|
| ① 事業の概要 | どんな事業をしているか |
| ② 課題 | 今どんな問題を抱えているか |
| ③ 解決策 | 補助金で何をしたいか(設備導入・新商品開発など) |
| ④ 効果 | 売上アップ・雇用拡大など、どう役立つか |
| ⑤ スケジュール・見積書 | 実施時期・経費内容を具体的に書く |
💡 審査員は「公的なお金として価値がある取組か」を見ています。
ステップ④:電子申請(jGrantsなど)
- 「GビズID」を取得(ログイン用のID)
- 申請フォームに必要書類を添付
- 期限までに提出(1分でも遅れると無効!)
ステップ⑤:審査 → 採択発表
- 審査は1~2か月ほど
- 採択されるとメールやサイトで通知が来ます
ステップ⑥:事業実施・経費支払い
- 補助対象期間内に実際に支出する(領収書・請求書を保管)
- 途中で内容変更する場合は「変更申請」が必要
ステップ⑦:実績報告・入金
- 事業完了後、報告書を提出(写真・領収書など添付)
- 確認後、補助金が振り込まれます(入金まで1〜3か月)
💡 3️⃣ 補助金申請のポイント
✅ 早めの準備が命!
→ 申請期間は短く、資料も多いです。
✅ 見積書を複数取ると信頼性UP
→ 不正防止の観点からも重要。
✅ 専門家(行政書士・商工会議所)に相談する
→ 採択率が上がる!
📘 4️⃣ よくある補助金の例
| 名称 | 補助内容 | 上限額 |
|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 販促・ホームページ・改装など | 最大200万円 |
| ものづくり補助金 | 機械・設備導入 | 最大1,250万円 |
| IT導入補助金 | システム・ソフト導入 | 最大450万円 |
| 事業再構築補助金 | 新分野展開・業態転換 | 最大1億円超も可 |
🧩 5️⃣ まとめ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | 自分に合った補助金を探す |
| ② | 募集要項を確認 |
| ③ | 事業計画書を作成 |
| ④ | 電子申請(GビズID必要) |
| ⑤ | 採択 → 実施 → 実績報告 → 入金 |


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