「クレーンゲームやガチャガチャの景品の注意点」風営法違反や賭博罪で逮捕されるケースについて解説


クレーンゲーム・ガチャガチャの景品を選ぶ際の注意点

――違法にならないために知っておきたい法律の基礎知識

「クレーンゲームの景品って、何でも置いていいの?」
「高価な景品を入れると違法になるって本当?」
「ガチャガチャの中身に法律の制限はあるの?」

ショッピングモールやゲームセンター、最近では無人店舗やガチャ専門店など、
**クレーンゲームやガチャガチャ(カプセルトイ)**は身近な存在になっています。

しかし、これらの営業は
景品の選び方を間違えると、法律違反になる可能性がある
という点は、意外と知られていません。

実際に、

  • 警察から景品内容について指導を受けた
  • 景品価格が高すぎるとして是正を求められた
  • 賭博や風営法の問題を指摘された

といった事例も存在します。

本記事では、

  • クレーンゲーム・ガチャガチャに関係する法律
  • 景品選びで問題になりやすいポイント
  • 実際に違法となる可能性があるケース
  • 適法に営業するための注意点

について、行政書士の立場から、法律初心者の方にもわかりやすく解説します。


目次

1.クレーンゲーム・ガチャガチャに関係する主な法律

まず、どのような法律が関係するのかを整理しましょう。

法律名関係するポイント
風営法ゲーム機の種類・営業形態
刑法賭博罪の該当性
景品表示法景品の価値・表示
各都道府県条例運用基準・指導内容

それぞれが重なり合って規制しているため、
「これだけ守れば大丈夫」という単純な話ではありません。


2.クレーンゲームは「遊技」?「賭博」?

(1)基本的な位置づけ

クレーンゲームは、一般的に
**「遊技」**として扱われています。

これは、

  • お金を直接賭けているわけではない
  • 景品は「おまけ」の位置づけ

とされているためです。


(2)賭博罪との関係

刑法185条では、次のように定められています。

賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。

賭博と判断されるためには、次の3要件が必要です。

要件内容
偶然性結果が運に左右される
財物性お金や物のやり取り
得喪性勝ち負けで損得が生じる

クレーンゲームは偶然性がありますが、
景品の価値や提供方法によっては、
賭博に近いと評価されるリスクがあります。


3.景品選びで特に注意すべきポイント

(1)景品の「価値」が高すぎる場合

クレーンゲームの景品については、
**「あくまで娯楽の範囲」**であることが重要です。

一般的に問題になりやすいのは、

  • 高額な現金同等物
  • 市場価値が極端に高い商品

です。

危険な例

  • 商品券・ギフトカード
  • 現金と同等に使える電子マネー
  • 換金性が極めて高い物

これらは、
賭博性が強いと判断される可能性があります。


(2)景品が「換金できる」仕組み

クレーンゲームで最も注意が必要なのが、
換金性です。

景品の種類リスク
ぬいぐるみ低い
フィギュア低い
金券高い
貴金属高い

「店では換金していないから大丈夫」
という説明が通らないケースもあり、
第三者を介した換金が容易な場合は問題視されやすくなります。


4.実例①|警察から指導を受けたケース

事例

  • クレーンゲームの景品として高額フィギュアを設置
  • 市場価格が数万円
  • 取りやすい設定になっていた

問題点

  • 実質的に「高額景品を狙う賭け」に近い
  • 射幸心(※後述)を過度に煽る

結果

  • 景品の変更
  • 設定の見直しを指導

※具体的な処分内容は公表されておらず、詳細は不明です。


5.ガチャガチャ(カプセルトイ)の注意点

(1)ガチャガチャは原則として合法

ガチャガチャは、

  • 金額が固定
  • 中身が物理的な景品
  • 換金性が低い

という理由から、
原則として大きな問題にはなりにくいです。


(2)コンプリート欲を煽りすぎる表示

注意が必要なのは、表示方法です。

問題になりやすい例

  • 「当たりは〇万円相当」
  • 「外れはほぼ価値なし」

このような表現は、
景品表示法違反や行政指導の対象になる可能性があります。


6.専門用語の補足説明

射幸心(しゃこうしん)

「偶然による利益を期待する心理」のこと。
風営法や賭博規制で重要な概念。

風営法

正式名称は
「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」。

ゲームセンターも対象となる場合があります。

景品表示法

消費者に誤解を与える表示や、
過大な景品提供を規制する法律。


7.不明点について

  • 景品の具体的な「上限金額」
  • どこからが「換金性が高い」と判断されるか

これらについては、
全国一律の明確な基準は存在せず、不明です。

そのため、
実務では「警察署や自治体の運用」が大きく影響します。


8.適法に営業するためのチェックリスト

チェック項目内容
景品の価値高額すぎないか
換金性現金同等物ではないか
表示方法誤解を与えていないか
設定射幸心を煽りすぎていないか

9.まとめ|景品選びは「事前確認」が重要

クレーンゲームやガチャガチャは、

  • 一見すると自由度が高い
  • しかし実際は多くの法律に囲まれている

という特徴があります。

特に、

  • 高額景品
  • 換金性
  • 表示の仕方

は、後から問題になることが多いポイントです。


富森行政書士事務所へのご相談のご案内

  • ゲームセンターを開業したい
  • 景品内容が違法にならないか確認したい
  • 警察や行政から指導を受けた
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このようなお悩みがございましたら、
許認可・風営法に詳しい行政書士へ早めにご相談ください。

富森行政書士事務所では、

  • 事前リスクチェック
  • 営業形態の整理
  • 行政対応のサポート

まで、丁寧に対応しております。

「知らなかった」で済まされないトラブルを防ぐためにも、
ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。


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