海外のオンラインカジノをしても捕まるの?

はい、実は――
💥日本国内から海外のオンラインカジノを利用しても、違法になる可能性があります。

多くの人が「海外のサイトなら合法でしょ?」と思っていますが、
日本の法律ではそう簡単にはいきません。
以下で、法律的な仕組みと実際の摘発事例をわかりやすく説明します👇


目次

⚖️ 日本の法律で見る「オンラインカジノ」の扱い

日本では、「賭博」は**刑法第185条(賭博罪)**で禁止されています。

▶️ 「賭博をした者は、50万円以下の罰金または科料に処する」
▶️ 「常習賭博の場合は、3年以下の懲役」

つまり、

  • 海外の運営であっても
  • 日本国内からインターネットを通じてお金を賭けた場合

➡️ 「日本国内で賭博をした」と見なされる可能性があります。


🌍 「海外サイトだから大丈夫」は通用しない理由

オンラインカジノのサーバーが海外にあっても、
あなたがスマホやPCからアクセスしてプレイしている場所は日本国内です。

刑法では「行為地主義」といって、

日本国内で違法な行為を行った場合は、日本の法律が適用される
という原則があります。

したがって、
💡「日本にいながら海外のカジノサイトで賭ける」
= 日本国内での賭博行為
となるのです。


🚔 実際に逮捕された事例もある

実際に、日本ではオンラインカジノ利用者が賭博罪で逮捕されています。

内容
2014年福岡県警がオンラインカジノ利用者3名を逮捕(「ワールドカジノ」事件)
2016年警視庁がオンラインカジノ運営関係者・利用者を摘発
2021年大阪府警が「ビットカジノ」など利用者を摘発

これらのケースでは、
「海外のサイトだから合法と思っていた」と話す人が多くいましたが、
“知らなかった”では済まないのが現実です。


🧩 違法になるポイント

以下のような条件に当てはまると賭博罪に問われる可能性が高いです👇

  • 日本国内からアクセスしてお金を賭けた
  • 運営者が誰であれ、結果に応じて金銭が得られる
  • 仮想通貨であっても、実質的にお金と同等の価値がある場合

💡「海外サイトだからOK」「ビットコインなら大丈夫」は通用しません。


💸 では合法にギャンブルできるのは?

日本で合法的にできるのは、特別法で認められたものだけです。

ギャンブル根拠法
競馬競馬法
競輪自転車競技法
ボートレース(競艇)モーターボート競走法
オートレース小型自動車競走法
宝くじ当せん金付証票法
スポーツくじ(toto)スポーツ振興投票法

これらは国や自治体が運営・監督しているため、合法とされています。


🧭 まとめ

ポイント内容
海外サイトでも日本国内から賭けた時点で「賭博罪」になり得る
サーバーが海外でも行為地(プレイする場所)が日本なら適用対象
実際の摘発例あり利用者も逮捕・送検されたケースがある
合法なギャンブル公営競技(競馬・競輪・宝くじなど)のみ

🎯 結論

海外のオンラインカジノでも、
日本国内からプレイすれば「賭博罪」で処罰される可能性がある。

「海外サイトだから安全」というのは誤解です。


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この記事を書いた人

東京都行政書士会墨田支部所属の富森翔太です。
相続、許認可、会社設立等の業務を行なっています。
行政や法律に関する疑問や手続きについてわかりやすく発信していきます。

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