【完全ガイド】キッチンカーを始めるための手続きとは?― 必要な許可・資格・注意点を行政書士が分かりやすく解説 ―

「キッチンカーを始めてみたいけれど、何から手続きをすればいいの?」
「お店を構えるより簡単と聞いたけど、本当に許可はいらないの?」
近年、イベント会場やオフィス街、住宅街などで
**キッチンカー(移動販売車)**を見かける機会が増えています。
初期費用を抑えやすく、自由度が高い一方で、
実はキッチンカー営業には複数の法律・手続きが関係しています。
本記事では、
- キッチンカーとはどんな営業形態か
- 必ず必要な許可・資格
- 車両・設備のルール
- 東京都墨田区に住んでいる方の実例
- よくある失敗例と注意点
について、法律初心者の方にも分かるように
図や表を交えながら詳しく解説します。
そもそもキッチンカーとは?【基本の整理】
キッチンカーの定義
キッチンカーとは、
自動車に調理設備を備え、その車内で食品を調理・販売する営業形態をいいます。
法律上は、
👉 「飲食店営業」または「食品販売業」
として扱われます。
キッチンカー営業で必ず関係する法律
キッチンカーを始める際には、主に以下の法律が関係します。
| 法律名 | 内容 |
|---|---|
| 食品衛生法 | 食の安全を守る法律 |
| 道路交通法 | 路上での営業・駐車 |
| 都市公園法 | 公園内営業 |
| 建築基準法等 | 拠点施設を持つ場合 |
➡ 「車だから自由」ではない点が重要です。
キッチンカー開業に必ず必要なもの【全体像】
まずは全体像を図で確認しましょう。
① 車両の準備
② 営業許可の取得(保健所)
③ 食品衛生責任者の選任
④ 出店場所の許可・契約
⑤ 開業届(税務署)
① 営業許可(飲食店営業許可)は必須?
結論:ほぼ必須です
キッチンカーで、
- 調理をして
- その場で販売する
場合は、
飲食店営業許可が必要です。
飲食店営業許可とは?【専門用語の補足】
飲食店営業許可とは、
保健所が「衛生基準を満たしている」と認めた営業者に出す許可です。
➡ 無許可営業は違法となります。
許可を出すのはどこ?
- 営業地を管轄する 保健所
東京都墨田区の場合、
👉 墨田区保健所が窓口になります。
② キッチンカー特有の設備基準【重要】
キッチンカーは、
通常の店舗とは設備基準が異なります。
主な設備要件(東京都の例)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 給水タンク | 十分な容量(清水・排水) |
| 手洗い設備 | 蛇口付き・石けん設置 |
| 調理台 | 清潔で耐水性 |
| 冷蔵設備 | 食材を適切に保管 |
| 換気設備 | 煙・臭い対策 |
※自治体により細かな違いがあります。
【図解】キッチンカー車内イメージ
[給水タンク] → [手洗い]
[調理台] [冷蔵庫]
[排水タンク]
③ 食品衛生責任者とは?【専門用語の補足】
食品衛生責任者の役割
食品衛生責任者とは、
店舗やキッチンカーごとに選任が必要な
衛生管理の責任者です。
誰がなれる?
- 栄養士
- 調理師
- または 1日の講習受講者
多くの方は、
👉 **食品衛生責任者講習(1日)**を受講します。
墨田区在住の方の場合
墨田区周辺でも、
東京都食品衛生協会などが
定期的に講習を開催しています。
④ 出店場所の許可・契約は別問題
よくある誤解
❌「営業許可があれば、どこでも出せる」
⭕ 出店場所ごとの許可・契約が必要
主な出店場所と必要な対応
| 場所 | 必要な手続き |
|---|---|
| 私有地 | 土地所有者との契約 |
| 商業施設 | 管理会社との契約 |
| 公園 | 自治体の許可 |
| 路上 | 原則不可(道路使用許可が必要) |
道路使用許可とは?【専門用語の補足】
道路使用許可とは、
道路上で営業・イベントを行う際に必要な
警察署の許可です。
➡ キッチンカー営業では
原則ハードルが高いと考えてください。
⑤ 開業届・税金の手続き
キッチンカーも「事業」です。
必要な主な税務手続き
- 個人事業の開業届(税務署)
- 青色申告承認申請書(任意)
墨田区在住の方であれば、
👉 向島税務署・本所税務署が管轄になります。
【実例】東京都墨田区に住んでいる方のケース
ケース:墨田区在住Cさんのキッチンカー開業
墨田区に住むCさんは、
「週末にクレープのキッチンカーを出したい」と考えました。
実際に行った手続き
- 中古キッチンカーを購入
- 設備図面を作成
- 墨田区保健所へ事前相談
- 飲食店営業許可を取得
- 食品衛生責任者講習を受講
- 商業施設と出店契約
結果、
👉 スムーズに営業開始できました。
よくある失敗例・注意点
① 車を先に買ってしまう
➡ 設備基準を満たさず
改造費が追加で発生することも。
② 出店場所を確保していない
➡ 許可があっても
営業できる場所がないケースは多いです。
③ 自治体ごとの違いを見落とす
➡ 営業地が変わると
別途許可が必要になることもあります。
行政書士に相談するメリット
キッチンカー開業は、
- 保健所
- 警察
- 自治体
- 税務署
など、窓口が多岐にわたります。
行政書士が関与することで、
- 必要手続きの整理
- 事前相談の代行
- 書類作成のサポート
が可能となり、
遠回りや手戻りを防ぐことができます。
まとめ|キッチンカーは「自由そうで、実は手続きが多い」
本記事のポイント
- キッチンカーには営業許可が必要
- 設備基準は自治体ごとに異なる
- 出店場所の許可は別途必要
- 事前相談が成功のカギ
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そのような方は、
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