「転売ヤーってなんで捕まらないの?」 一定の条件を満たすと逮捕されることがあります

転売ヤーはなぜ逮捕されない?
――それでも逮捕されるケースを行政書士がわかりやすく解説
(転売ヤー 逮捕/転売 違法/チケット転売 法律)
はじめに|「転売ヤーは違法じゃないの?」という疑問
ゲーム機、限定スニーカー、人気アーティストのチケット――
いわゆる「転売ヤー」による高額転売は、社会的に強い批判を受けています。
しかし一方で、
- 「明らかに悪質なのに、なぜ逮捕されないのか」
- 「どこからが違法なのか分からない」
- 「通報しても意味がないのでは?」
といった疑問を持つ方も多いのが実情です。
結論から言えば、
👉 転売行為そのものは、原則として犯罪ではありません
👉 ただし、一定の条件を満たすと逮捕されることがあります
本記事では、その理由と境界線を、
法律ごとに整理して解説します。
転売ヤーとは何か【転売 定義】
転売ヤーの一般的な意味
法律上「転売ヤー」という言葉は定義されていません。
一般には、
商品を購入し、
需要が高まったタイミングで、
定価より高く転売する人
を指します。
👉 **問題は「道徳」ではなく「法律に違反しているか」**です。
なぜ転売ヤーは逮捕されないのか【転売ヤー 逮捕されない 理由】
結論から
【基本原則】
・転売=即違法ではない
・自由な経済活動として認められる範囲がある
これが、転売ヤーが逮捕されない最大の理由です。
図解①|「違法」と「合法」の境界
【合法ゾーン】
・正規購入
・自己名義
・数量制限なし
・一般商品
────────── 境界線 ──────────
【違法ゾーン】
・法律で禁止された転売
・詐欺・偽装
・無許可営業
👉 多くの転売は、まだ「合法ゾーン」にとどまっている
これが現実です。
転売が原則として合法な理由【民法・商法】
自由契約の原則【専門用語補足】
民法では、
何を、いくらで売るかは、原則として当事者の自由
とされています。
つまり、
- 正規に購入した商品を
- 自分の意思で
- 他人に売る
こと自体は、違法ではありません。
それでも「違法」になる転売とは何か【転売 違法】
ここからが重要なポイントです。
どの法律に違反するかによって、逮捕の可能性が生じます。
① チケット転売は逮捕されることがある【チケット転売 法律】
チケット不正転売禁止法
2019年に施行された
チケット不正転売禁止法では、
・興行主の同意なく
・業として
・定価を超えて
・特定興行入場券を転売
する行為が禁止されています。
専門用語補足:特定興行入場券
- ライブ
- コンサート
- スポーツ観戦
など、本人確認が予定されているチケット
実例① ライブチケットの高額転売
- 人気アーティストのライブチケット
- 定価8,000円 → 転売価格30,000円
- 繰り返し転売して利益を得ていた
👉 チケット不正転売禁止法違反で摘発される可能性あり
② 古物営業法違反で逮捕されるケース【古物営業法 転売】
古物営業法とは【専門用語補足】
古物営業法は、
中古品の売買を業として行う場合に、
許可を求める法律
です。
転売と古物営業法の関係
【問題になるケース】
・中古品を反復継続して転売
・利益目的
・無許可
この場合、
👉 古物営業法違反(無許可営業)
として逮捕される可能性があります。
実例② フリマアプリでの大量転売
- ゲーム機や家電を大量購入
- 中古として継続的に販売
- 古物商許可なし
👉 「業としての転売」と判断されると違法
③ 詐欺罪になる転売【詐欺 転売】
詐欺に該当する例
・偽物を本物として売る
・未使用と偽って中古品を売る
・存在しない商品を販売
👉 転売かどうかに関係なく、
刑法の詐欺罪に該当します。
実例③ 偽ブランド品の転売
- 偽ブランドバッグを正規品として販売
- 購入者を欺いて金銭を得た
👉 詐欺罪+商標法違反の可能性
④ その他の違法ケース【転売 逮捕 例】
- 不正アクセスで購入枠を確保
- ボット使用による業務妨害
- 脱税(所得隠し)
これらは、
転売そのものではなく、周辺行為が違法です。
図解②|逮捕される転売・されない転売
【逮捕されにくい】
・一般商品の転売
・単発・少量
・自己使用目的の余剰売却
【逮捕されやすい】
・チケット転売(法律違反)
・無許可の業としての中古転売
・詐欺・偽装を伴う転売
「迷惑=違法」ではない点に注意
社会的に問題があっても、
- 法律で禁止されていない
- 立証が難しい
場合、逮捕には至りません。
👉 ここに、
「なぜ転売ヤーは捕まらないのか」
という違和感の原因があります。
行政書士がよく受ける相談
- フリマアプリでの転売は大丈夫か
- 古物商許可は必要か
- チケット転売との違いは何か
- 副業として問題ないか
これらは、
事前に確認すれば回避できるトラブルです。
行政書士に相談するメリット
- 古物商許可の要否判断
- 違法リスクの整理
- 適法なビジネス設計
- トラブル予防の助言
「捕まってから」では遅い分野です。
まとめ|転売ヤーは「グレー」ではなく「法律次第」
- 転売=即逮捕ではない
- しかし、法律を越えた瞬間に犯罪になる
- 特に「チケット」「無許可営業」「詐欺」は危険
転売をしている方、
これから副業として検討している方は、
一度、行政書士事務所へご相談ください。
適法に行うか、
知らずに違法になるかで、
将来のリスクは大きく変わります。
