「電動自転車は免許がいらないの?」LUUP(ループ)やモペットについても解説

電動自転車って免許いらないの?
――LUUP(ループ)やモペットはどうなる?行政書士が徹底解説――
「電動自転車って、免許なしで乗れるんですよね?」
「LUUPはヘルメットいらないって聞いたけど本当?」
「モペットって自転車?それともバイク?」
近年、街中で見かける電動系モビリティが急増し、
それに比例して**「知らずに違反してしまう人」**も増えています。
実は、
“電動”という言葉が付いていても、すべて免許不要ではありません。
本記事では、
- 電動自転車の法的扱い
- LUUP(電動キックボード)の位置づけ
- モペットがなぜ危険なのか
- 免許が必要な場合・不要な場合
を、行政書士が図表と実例を交えて詳しく解説します。
まず結論|電動自転車は全部免許不要ではありません
最初に結論を整理します。
【結論の全体像】
電動アシスト自転車 → 免許不要
LUUP(条件を満たす) → 免許不要
モペット → 免許必要(原付扱い)
なぜこのような違いが出るのか、順番に見ていきましょう。
「電動自転車」という言葉の落とし穴【重要】
法律上の正式な区分は?
実は、日本の法律に
「電動自転車」という正式な区分は存在しません。
道路交通法では、
- 自転車
- 原動機付自転車(原付)
- 特定小型原動機付自転車
といった区分で扱われます。
👉 つまり、見た目ではなく「構造」と「性能」で判断されます。
電動アシスト自転車とは?【免許不要】
電動アシスト自転車の定義
電動アシスト自転車とは、
人がペダルをこぐ力を、モーターが補助する自転車
をいいます。
法律上の扱い
一定の基準を満たす電動アシスト自転車は、
**道路交通法上「自転車」**として扱われます。
電動アシスト自転車の主な基準(補足説明付き)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 駆動方法 | ペダルをこがなければ進まない |
| アシスト速度 | 24km/h未満でアシストが終了 |
| 主体 | あくまで人力が主体 |
👉 この条件を満たしていれば、
免許不要・ナンバー不要で乗ることができます。
実例①
- 市販のママチャリ型電動自転車
- 子ども乗せ電動自転車
→ 免許不要・自転車扱い
LUUP(ループ)は免許いらないの?【特定小型原付】
LUUPとは?
LUUPは、街中でよく見かける
電動キックボードのシェアサービスです。
法律上の区分
LUUPは、
「特定小型原動機付自転車」
という新しい区分に該当します。
特定小型原付とは?
2023年に新設された制度で、
一定の条件を満たす電動キックボード等を対象にしています。
特定小型原付の主なルール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 免許 | 不要 |
| 年齢 | 16歳以上 |
| 最高速度 | 20km/h |
| ナンバー | 必要 |
| 自賠責保険 | 必要 |
※ヘルメットは努力義務(義務ではない)
実例②
- LUUPを16歳以上が利用
- 速度・エリア制限を守って走行
→ 免許不要だが、完全に自由ではない
注意点
LUUPでも、
- 歩道走行が許されるのは特定条件のみ
- 酒気帯び運転は厳罰
👉 違反すれば処罰対象になります。
モペットとは?【免許が必要】
モペットとは?
モペットとは、一般に、
ペダルが付いているが、
モーターだけで走行できる電動バイク
を指します(俗称)。
法律上の扱い
モペットは、
自転車ではありません。
👉 モーターのみで走れる時点で、
原動機付自転車(原付)扱いになります。
原付扱いになると何が必要?
| 項目 | 必要か |
|---|---|
| 運転免許 | 必要 |
| ナンバープレート | 必要 |
| 自賠責保険 | 必要 |
| ヘルメット | 必須 |
| 車道走行 | 原則 |
実例③【トラブル事例】
- 海外製モペットを「電動自転車」と誤認
- 免許なしで走行
- 無免許運転で摘発
👉 「知らなかった」は通用しません。
図で整理|電動モビリティの区分
【区分イメージ】
電動アシスト自転車
└→ 自転車(免許不要)
LUUP等
└→ 特定小型原付(免許不要・条件あり)
モペット
└→ 原付(免許必要)
比較表|免許が必要か一目で分かる
| 種類 | 免許 | ナンバー | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 電動アシスト自転車 | 不要 | 不要 | アシスト基準超えは違法 |
| LUUP等 | 不要 | 必要 | 年齢・速度制限あり |
| モペット | 必要 | 必要 | 無免許は即違反 |
なぜ間違えやすいのか【行政書士の視点】
- 見た目が自転車に近い
- 海外製品が多い
- 販売時の説明が不十分なケースがある
👉 その結果、
「合法だと思っていたら違法だった」
という事態が多発しています。
まとめ|「電動=免許不要」は危険な思い込み
- 電動アシスト自転車 → OK
- LUUP → 条件付きOK
- モペット → 免許必須
判断を誤ると、無免許運転・保険未加入という重大リスクにつながります。
電動モビリティの法律でお困りの方へ
- この車両は免許が必要?
- 購入予定の電動バイクは合法?
- 事故や違反が不安
そのような場合は、行政書士事務所へのご相談をご検討ください。
車両区分の確認から、登録・保険・手続きの整理まで、状況に応じてサポートいたします。
「知らなかった」では済まされないのが交通法規です。
安心して利用するためにも、専門家への事前相談をおすすめします。
