車庫証明とは

■ 車庫証明とは

自動車を保管する場所(車庫)を確保していることを証明する書類のことです。
正式名称は 「自動車保管場所証明書」 といいます。

普通自動車を購入・登録する際などに、警察署に申請して取得する必要があります。


■ なぜ必要なのか(法的背景)

自動車の保管場所(駐車場)が無い状態で車両を保有すると、道路への長期駐車など交通の支障が生じるため、
**保管場所の確保を義務づける法律(自動車の保管場所の確保等に関する法律)**に基づいて行われています。


■ 必要となるタイミング

原則として、次の場合に必要になります👇

  • 新車・中古車を購入して登録する時
  • 中古車を名義変更する時
  • 引越しなどで住所が変わった時
  • ナンバー(使用の本拠)が変わる時

■ 車庫として認められる条件

  • 自宅から2km以内が原則
  • 車両が収納できるスペースがある
  • ほかの使用者と重複していない
  • 月極駐車場の場合、使用権限があること(契約など)

■ 申請先

車庫の住所地を管轄する 警察署

(担当は「交通課」など。地域により名称が異なります)


■ 必要書類の例

  • 申請書
  • 保管場所の所在図・配置図
  • 車庫を使用する権原書(自分の土地なら不要)
  • 駐車場の賃貸契約書(必要に応じて)
  • 使用承諾書 など

■ 自動車検査証(車検証)との関係

車庫証明が無いと、車の登録(ナンバー交付)ができません。


■ 例外(軽自動車など)

軽自動車は地域により「届出」だけで良い場合があります。
(車庫証明が不要な地域と必要な地域があります)


■ 行政書士ができること

  • 書類作成
  • 配置図作成
  • 警察署への提出・受取代行
  • 名義変更、登録手続きとの一括対応

特に自動車販売店や引越し需要が多い地域では受任件数が多い分野です。


■ まとめ

車庫証明とは、車を置く場所が法律上確保されていることを警察が確認する手続きで、普通車の登録に必須となる制度です。


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この記事を書いた人

東京都行政書士会墨田支部所属の富森翔太です。
相続、許認可、会社設立等の業務を行なっています。
行政や法律に関する疑問や手続きについてわかりやすく発信していきます。

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