民泊トラブルとその対策について

📌 民泊でよくあるトラブル(典型例)

目次

① 近隣住民とのトラブル

民泊のトラブルの大半は「近隣トラブル」です

主な内容

  • 騒音(夜間の会話・飲み会)
  • ゴミの分別が守られない
  • 共用部分のマナー違反
  • 不特定多数の出入り
  • エレベーター・廊下での苦情

👉 民泊は「生活の場」に外部の人が入るため、住民が不安を抱きやすいことが原因です。


② 無許可営業(違法民泊)

  • 許可・届出をしていないケースがまだ多い
  • Airbnb等に掲載してしまい発覚
  • 区役所・保健所から指導
  • 行政処分の可能性

※2024年以降、監視がかなり強化されています。


③ 騒音・飲酒・パーティ

特に外国人観光客利用が多い場合

  • 室内パーティ
  • ベランダや廊下で大声
  • 夜間利用

など、地域の生活ルールに馴染みがないまま利用するケースが多いです。


④ ゴミの不法投棄・分別問題

  • 分別できていない
  • 出す日を守らない
  • ルールが伝わらない

※ゴミの苦情は非常に多いです。


⑤ 鍵・セキュリティの問題

  • 鍵の紛失
  • 無断同行者の入室
  • 防災設備が不十分

⑥ 近隣住民による行政通報

  • 区役所に通報
  • 保健所による立入検査
  • 消防査察

通報が入ると、業務停止の可能性もあります。


📌 トラブルが起きやすい理由

背景内容
法規制の理解不足届出や消防対応が不十分
管理が甘い24時間対応ができない
説明不足利用ルールが理解されない
近隣との調整不足事前説明なしで開業

🛡 民泊事業者が取るべき対策

✔ 騒音防止施策

  • ハウスルールの明確化
  • 夜間時間の注意表示
  • 多言語案内

✔ ゴミルールの徹底

  • 写真付き説明
  • 多言語表示

✔ 消防・防災設備

  • 自動火災報知設備
  • 誘導灯
  • 消火器
  • 宿泊者名簿

✔ 近隣説明

→ 特に民泊新法の場合は重要


📘 行政書士に相談が多い内容

  • 「無許可民泊を指摘された」
  • 「マンション管理組合と揉めた」
  • 「通報された」
  • 「業務停止命令の可能性がある」
  • 「旅館業に切り替えたい」

👍 行政書士がサポートできること

  • 民泊届出
  • 旅館業許可
  • 図面作成
  • 消防との協議
  • ハウスルール作成
  • 近隣説明
  • 行政対応

まとめ

民泊のトラブルは
「騒音」「ゴミ」「無許可」「近隣トラブル」 が中心です。

特に無許可営業は行政指導の対象となり、早期相談が非常に重要になります。


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この記事を書いた人

東京都行政書士会墨田支部所属の富森翔太です。
相続、許認可、会社設立等の業務を行なっています。
行政や法律に関する疑問や手続きについてわかりやすく発信していきます。

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